Artwork : Kanae Kyo

出演

北村 朋幹(ピアノ)
石上 真由子(ヴァイオリン)
上村 文乃(チェロ)
小室 敬幸(レクチャー)


【東京公演】
2025年4月27日(日) 18:00開演(17:30開場)終演: 19:30
会場:早稲田奉仕園 スコットホール
(〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1)

【京都公演】 
2025年5月30日(金) 18:30開演(18:00開場)終演: 20:00
会場:京都文化博物館 別館ホール
(〒604-8183 京都市中京区高倉通り三条上る東片町623-1)

主催 : 一般社団法人 Ensemble Amoibe
助成 : 一般社団法人 ビトゥイン・ミュージック・タイズ
協力:公益財団法人 日本音楽財団(日本財団助成事業)
特別協力 : 渋谷美竹サロン , ワンコイン市民コンサート(OCCA)


プログラム

マーラー   Gustav Mahler
  『さすらう若人の歌』《 Lieder eines fahrenden Gesellen 》より
  《朝の野を歩けば》  “Ging heut’ morgen über’s Feld”

  『子どもの不思議な角笛』《 Des Knaben Wunderhorn 》より
  《魚に説教するパドヴァのアントニウス》  “Des Antonius von Padua Fischpredigt”
  《原光》  Urlicht”
  《天上の生》  “Das himmelische Leben”

シェーンベルク  Arnold Schönberg
  『2つの歌曲』作品1-1《感謝》  《2 Gesänge》Op.1-1 “Danke”
  『4つの歌』 作品2-1《期待》   《 2 Lieder 》Op. 2-1 “Erwartung”

シェーンベルク/シュトイアマン編  Arnold Franz Walter Schönberg / Arr. Eduard Steuermann
浄夜(ピアノ三重奏版/1899) Verklärte Nacht(piano trio ver.)

 ※休憩なし90分公演・レクチャーコンサート
 ※東京公演のみ指定席あり。
  (義経・九郎会員様は5000円にて指定席をご購入いただくことができます。)
 ※会場都合により、京都公演は全席自由となります。ご了承下さい。


ご来場の皆様に、合い言葉「あもいべ」→「いしがみ屋」で
「ポストカード」をプレゼント!

※当日、​特典ブースへお立ち寄り下さい。


チケット
【全席自由】 一般 5,000 円 / 学生 1,000 円 (当日 500 円増)

チケットご購入
東京公演  
 ▣ teket  ※クレジットカード決済・コンビニ決済・銀行振込 がご利用いただけます。
 
京都公演  
 ▣ teket  ※クレジットカード決済・コンビニ決済・銀行振込 がご利用いただけます。


ARTIST PROFILE

北村 朋幹 Tomoki KITAMURA  ピアノ

愛知県生まれ。東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞受賞、浜松国際ピアノコンクール第3位など数々の国際コンクールで入賞。日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、ソロリサイタル、室内楽、古楽器による演奏活動を定期的に行っている。近年では特に、近現代作品の演奏への評価が高く、2022年10月、びわ湖ホール及び、滋賀県立美術館で行った「北村朋幹 20世紀のピアノ作品(ジョン・ケージと20世紀の邦人ピアノ作品)」が、第22回(2022年度)佐治敬三賞受賞。また、2024年にはアーヴィン・アルディッティからの指名を受け、アルディッティ弦楽四重奏団とともに、2曲のピアノ五重奏曲の世界初演に携わる。録音は、6枚のソロアルバムをフォンテックよりリリース。東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。またフランクフルト音楽・舞台芸術大学では歴史的奏法の研究に取り組んだ。ベルリン在住。

石上 真由子 Mayuko ISHIGAMI  ヴァイオリン

日本音楽コンクール等、国内外で優勝・受賞多数。題名のない音楽会、NHKクラシック音楽館、NHK-FM名曲リサイタルやリサイタル・ノヴァ、「ブラボー!オーケストラ」等に出演。 東響、東京都響、読響、日フィル、京響、仙台フィル、大響、大フィル、ブラショフ国立交響楽団、関西フィル、東京シティ、セントラル愛知、愛知室内、山響など、国内外で多数のオーケストラと共演。欧米各地の音楽祭・演奏会に出演。長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山メンバー。MusicDialogue,CHANEL室内楽、京都コンサートホール、公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、膝堂音楽賞、京都府文化賞受賞。日本コロムビアよりCD ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」、「ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番」、ALTUSより「ラヴェル:ツィガーヌ」好評発売中。

上村 文乃 Ayano KAMIMURA  チェロ

6歳よりチェロをはじめ、桐朋学園大学ソリストディプロマコース、ハンブルク音楽演劇大学、バーゼル音楽院、スコラカントゥルムバーゼル(古楽科)にて学ぶ。第5回東京音楽コンクール弦楽部門第2位。第4回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位、第80回日本音楽コンクール第2位、イタリアトレヴィーゾ国際音楽コンクール優勝など入賞歴多数。2022年に第23回ホテルオークラ音楽賞受賞。第2回インディアナポリス国際バロックコンクール優勝、これまでに東京フィル、読売日響、京都市交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、バーゼル交響楽団等と共演。また、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭、ル・ポン国際音楽祭、アスペン音楽祭、チェロビエンナーレアムステルダム、モニゲッティ&フレンズ等の音楽祭に出演。トリパルティ・トリオやバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとしても活躍中。モダンチェロの演奏にとどまらず、ピリオド楽器を用いた歴史的演奏法にも取り組み、双方において第一線で活躍の場を広げる稀有なチェリストである。

小室 敬幸 Takayuki KOMURO  レクチャー

1986年、茨城県生まれ。東京音楽大学付属高校と同大学で作曲を学んだ後、同大学院では音楽学を専攻(研究テーマはマイルス・デイヴィス)。修了後は大学の助手と非常勤講師を経て、現在は音楽ライター。クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、映画音楽を中心に演奏会やCDの曲目解説、雑誌やWEBメディアにインタビュー記事を執筆。現在は『音楽の友』、『PEN』(隔月)、『会報ハーモニー』に連載を持つ。共著に『聴かずぎらいのための吹奏楽入門』『commmons: schola〈音楽の学校〉vol.18 ピアノへの旅』。また、現在進行形のジャズを紹介するMOOK『Jazz The New Chapter』に寄稿したり、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』に不定期で出演したりしている。趣味は楽曲分析。


MESSAGE

――シェーンベルクシリーズ(全7回)が始まります!

Ensemble Amoibeとしては初となる、数年かけて1人の作曲家にフォーカスするシリーズ公演を開催します。
まずは、昨年生誕150年を迎えたシェーンベルク。本公演 『月に憑かれたピエロ』に向けて、6回のレクチャーコンサート(休憩なし90分)を開催します。
シェーンベルクの初期(後期ロマン派)から無調、12音技法に至るまでの作風・形式の変遷、周辺の作曲家、そして新ウィーン楽派の終焉まで、様々な角度から作曲家シェーンベルクに迫ります。

第一回目は彼の初期の代表作、浄夜をメインに据え、詩と音楽の関係について掘り下げます。浄夜の作曲動機となった詩作家デーメルの他作品との関わりに注目して、音楽ライター小室敬幸氏によるレクチャーと共にお届けします。

シェーンベルクというと、一般的にはとっつきにくいイメージをもたれがちですが、彼の人生を辿ってみると、意外と共感できたり、コロッと好きになる方も出てくるのではないか・・・という期待を込めて(!)お届けするシリーズです。

シェーンベルク・新ウィーン楽派好きな方はもちろん、予備軍の方、周りにそのような方がいらっしゃいましたら、是非お誘い合わせの上お運び下さい!
全7回、ぜひ追っかけていただけましたら幸いです♪

ヴァイオリニスト
Ensemble Amoibe 主宰
石上 真由子